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お盆

この間ネパール人の女の子の友達と、お盆について話していた。

お盆は亡くなった人が帰ってくる期間。
最初に迎え火といって松の木を燃やして、ご先祖様にここですよーと示す。
お盆の終わりには送り火を焚いて天に送る。
と話したら、ネパールは思想の根本からして違うようだった。
まず日本でお墓がずらっと並んでいる風景に驚いたそう。
ネパールは火葬して、骨や灰になったら、河に流す。
それで全部おしまい。さようなら。
だからまた帰ってくるという発想は全く無い。

それは面白いなぁと思った。
死んだら、自然に還る。それが本来自然。
日本は骨や灰になったら、壺に詰めてお墓に入れて、ずーっと残っている。

ここからはすごく個人的な話。
ここまで書いていいかなって思ったけど、良い話だと思うので。
去年、私のおばあちゃんは亡くなった。98歳。
さいごに会ったとき、
おばあちゃんはもう息してないけど凄く穏やかな顔をして、
頬も生きてるように柔らかくて、
でもすぐそのあと真っ白い骨になって、お墓に入るまでを見届けた。
宮崎のお墓には十数年前にすでにおじいちゃんが入っていて、
お墓を開けるとおじいちゃんの骨壷があった。
お墓はおじいちゃんが集団墓地に入るのは嫌だと、
自分の畑の敷地内に建てていた。
この二人の娘、私の伯母さんは、窮屈だろうと、
お墓の中の地面の土の上に、おばあちゃんのお骨をあけた。
その上におじいちゃんのお骨もあけた。
十数年ぶりにおじいちゃんとおばあちゃんは一つになって、
一緒に土に還った。
もう一人の伯母さんが、やっと一緒になれて良かったね、というようなことを言った。
見届けにきた親戚の人は驚いていたけど、
私はなんてセンスの良いことをするんだと思った。

だから、ネパールでは河に流しておしまい、っていう話を聞いて
それはいいなぁと思ったのだった。
だからといって、日本の先祖や先人を敬う文化は別で、良いことだと思う。
ずーっと、土に還ることなく保管されるのが、不自然だなぁと。
いつから保管されるようになったんだろう。
前に聞こえないはずの何かが聞こえたことがあるし、
死んだらおしまいとは言わないけど、
自然に還って開放された方がいいんじゃないかな、と思った。

とにもかくにも、今はお盆で、
皆の近しい人、この間の震災で亡くなった方達も、
帰ってきているんでしょうか。
ネパール人には生前から‘死んだらさようなら‘という思想が根付いているなら、
帰って来ないでしょうけど、
日本人はお盆には帰ってくる、という文化が根付いているから、
帰ってくるんじゃないかなと思ったり。
おばあちゃんは何処に帰ってきてるんだろうか。
宮崎のおうちか、おばあちゃんの子供たちの所かな。
凛としたすごく素敵なおばあちゃんだった。
むかしお年玉に添えてあった、
”強くてやさしい子になってね”と書いてある手紙は
ずっと大事にとっている。

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